2009/03/17
キャシャーンSins 第24話(最終話) 「巡り咲く花へ」 感想
★★★★★★★★★☆(9:素晴らしい!)

癒しを受け入れず、静かに花を育てて暮らすキャシャーン達。
やがて訪れたオージーとリューズの安らかな最後を看取ったキャシャーンは
ある決意を胸に秘め、再びルナとボスの待つ城へと向かうのだった・・。
前半の穏やかで温かさの感じられる映像と
後半の毒々しい色使いとの対比が非常に印象的な回だったなあ。
リューズ達は滅びからは逃れられなかったが
死の恐怖からは解放され安らかな眠りにつく事ができた。
反対にルナは永遠の命を手に入れたものの
結局、生の喜びを感じる事はできなかったのだろう。
ブライキング・ボスと男の落とし前をつけ、
再びルナ殺害を託されたキャシャーンだったが、
彼にはルナを殺すことはできなかった。
ルナの与える永遠の命に違和感を抱きつつも
それを完全に否定する事はできないというキャシャーンの感情は
非常に人間らしく共感できる物で、良い落とし所だと感じた。
Sinsの文字通り一人で罪を背負い、死を与える存在になってしまった
キャシャーンの最後に抱く印象は人それぞれ異なるだろうが
これはバッドエンドではない、と個人的には思う。
キャシャーンは長い旅の果てに生きることの素晴らしさを知り、
そして自らの命の中に、生きていく意味を見つける事ができたのだから。
【総評】
★★★★★★★★☆☆(8.5:面白かった!)
物語の雰囲気がかなり暗めだったり、
サブエピソードが多くて話の本筋が中々進まなかったりという事で
ぶっちゃけ万人にオススメできる作品ではないとは思う。
しかし、極限まで台詞を吟味し練られた職人芸のような脚本や
山内監督の情感を独特のタッチで表現した巧みな演出、
馬越嘉彦さんを筆頭にした豪華作画陣の超絶アクション映像などなど
かなり見所の多い作品だった事も間違いないと思います。
よく議論されている「キャシャーンでやる意味があったのか?」
という問いについては正直、そこまで必然性は無かったように思う。
ただ、そういう枠に捉われずにスタッフがやりたい事を全力でやったからこそ
こういう個性的で面白い作品を生み出す結果に繋がったとも思いました。
スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!


癒しを受け入れず、静かに花を育てて暮らすキャシャーン達。
やがて訪れたオージーとリューズの安らかな最後を看取ったキャシャーンは
ある決意を胸に秘め、再びルナとボスの待つ城へと向かうのだった・・。
前半の穏やかで温かさの感じられる映像と
後半の毒々しい色使いとの対比が非常に印象的な回だったなあ。
リューズ達は滅びからは逃れられなかったが
死の恐怖からは解放され安らかな眠りにつく事ができた。
反対にルナは永遠の命を手に入れたものの
結局、生の喜びを感じる事はできなかったのだろう。
ブライキング・ボスと男の落とし前をつけ、
再びルナ殺害を託されたキャシャーンだったが、
彼にはルナを殺すことはできなかった。
ルナの与える永遠の命に違和感を抱きつつも
それを完全に否定する事はできないというキャシャーンの感情は
非常に人間らしく共感できる物で、良い落とし所だと感じた。
Sinsの文字通り一人で罪を背負い、死を与える存在になってしまった
キャシャーンの最後に抱く印象は人それぞれ異なるだろうが
これはバッドエンドではない、と個人的には思う。
キャシャーンは長い旅の果てに生きることの素晴らしさを知り、
そして自らの命の中に、生きていく意味を見つける事ができたのだから。
【総評】
★★★★★★★★☆☆(8.5:面白かった!)
物語の雰囲気がかなり暗めだったり、
サブエピソードが多くて話の本筋が中々進まなかったりという事で
ぶっちゃけ万人にオススメできる作品ではないとは思う。
しかし、極限まで台詞を吟味し練られた職人芸のような脚本や
山内監督の情感を独特のタッチで表現した巧みな演出、
馬越嘉彦さんを筆頭にした豪華作画陣の超絶アクション映像などなど
かなり見所の多い作品だった事も間違いないと思います。
よく議論されている「キャシャーンでやる意味があったのか?」
という問いについては正直、そこまで必然性は無かったように思う。
ただ、そういう枠に捉われずにスタッフがやりたい事を全力でやったからこそ
こういう個性的で面白い作品を生み出す結果に繋がったとも思いました。
スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!
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テーマ:
キャシャーンsins -
ジャンル:
アニメ・コミック