2010/03/24
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(ソラノヲト) 第12話 「蒼穹ニ響ケ」 感想
★★★★★★★☆☆☆(7.5)
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凄く良い所と微妙な所と両方あって評価が難しい最終回だった。
まず、凄く良いなと思ったのはクレハが泣き崩れるシーン。
真面目なクレハは命令に背くことに対して恐怖や罪悪感を感じて
いるのかと思ってましたが、カナタやノエルを守る為に自分が
リオの代わりにしっかりしないとと、無理して気を張ってた訳ですね。
メカを動かす事もラッパを吹くこともできない普通の女の子。
でもだからこそ我々視聴者が一番感情移入しやすいキャラで
この作品になくてはならない存在だったと思います。
あと良かったのはBGM。この作品、DVDのCMやサントラのCMで
流れている曲は凄く良いのに、肝心の本編中で流れている曲が
イマイチ印象に残らないなあと思ってたのですが
今回のタケミカヅチが起動するシーンとEDの曲はグッときましたね。
サントラがちょっと欲しくなってきました。
反対に微妙だったのはやはり脚本関係ですかね。
最後は風呂敷を広げすぎたのかなというのが正直な感想。
この作品が1話~10話かけて描いてきたのは閉じられた世界での
小さな日常だったわけで、急に国を救うとか戦争を止めるとかいうのは
話が大きくなりすぎて身の丈にあってない気もしたかな。
カナタにしろノエルにしろリオにしろまだまだ掘り下げる余地は
十分残っていただけにそっちに力を入れても良かったのでは。
後は、人が死なないのはまだしも敵国に嫁いだリオが戻ってくるのは
ハッピーエンドにしてもやり過ぎだろうと(笑)
私は基本的にはハッピーエンド至上主義なのですが
この作品の場合は不穏な設定や影がちらつく中で萌えを見せるという点が
どこか儚げで他とは異なる魅力の一つになっていたと思うので、
最後によくあるお気楽な萌えアニメっぽくなったのはちょっと残念だった。
【総評】
シリアスな要素と萌え要素を織り交ぜつつ
意味深な設定と敢えて想像の余地を残した世界観を描くことで
幅広い視聴者層を取り込むことに成功したが
結局、最後までターゲットを絞り込まずに終わった為
シリアス展開を望んでいた人にも萌えを求めていた人にも
物足りなさの残る視聴後感になってしまったという印象。
ただ、映像面や1話1話でみると光る部分も確かにあって
勿体無いなあと思わせる作品ではあるけれども、
決して悪い作品では無かったと思います。
アニメノチカラという新しい企画の初っ端という事で
過度な期待がかかってしまったのはちょっと可哀想だったな。
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まず、凄く良いなと思ったのはクレハが泣き崩れるシーン。
真面目なクレハは命令に背くことに対して恐怖や罪悪感を感じて
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リオの代わりにしっかりしないとと、無理して気を張ってた訳ですね。
メカを動かす事もラッパを吹くこともできない普通の女の子。
でもだからこそ我々視聴者が一番感情移入しやすいキャラで
この作品になくてはならない存在だったと思います。
あと良かったのはBGM。この作品、DVDのCMやサントラのCMで
流れている曲は凄く良いのに、肝心の本編中で流れている曲が
イマイチ印象に残らないなあと思ってたのですが
今回のタケミカヅチが起動するシーンとEDの曲はグッときましたね。
サントラがちょっと欲しくなってきました。
反対に微妙だったのはやはり脚本関係ですかね。
最後は風呂敷を広げすぎたのかなというのが正直な感想。
この作品が1話~10話かけて描いてきたのは閉じられた世界での
小さな日常だったわけで、急に国を救うとか戦争を止めるとかいうのは
話が大きくなりすぎて身の丈にあってない気もしたかな。
カナタにしろノエルにしろリオにしろまだまだ掘り下げる余地は
十分残っていただけにそっちに力を入れても良かったのでは。
後は、人が死なないのはまだしも敵国に嫁いだリオが戻ってくるのは
ハッピーエンドにしてもやり過ぎだろうと(笑)
私は基本的にはハッピーエンド至上主義なのですが
この作品の場合は不穏な設定や影がちらつく中で萌えを見せるという点が
どこか儚げで他とは異なる魅力の一つになっていたと思うので、
最後によくあるお気楽な萌えアニメっぽくなったのはちょっと残念だった。
【総評】
シリアスな要素と萌え要素を織り交ぜつつ
意味深な設定と敢えて想像の余地を残した世界観を描くことで
幅広い視聴者層を取り込むことに成功したが
結局、最後までターゲットを絞り込まずに終わった為
シリアス展開を望んでいた人にも萌えを求めていた人にも
物足りなさの残る視聴後感になってしまったという印象。
ただ、映像面や1話1話でみると光る部分も確かにあって
勿体無いなあと思わせる作品ではあるけれども、
決して悪い作品では無かったと思います。
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過度な期待がかかってしまったのはちょっと可哀想だったな。
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