サボテンロボット

★★★★★★★☆☆☆（7）


「お前の人生だって、本物だったはずだろう！」
天使さんだろうが生徒会長だろうが親友だろうが誰かれ構わず
口説き落とせる音無の方が神様なんじゃないかと思えてきたぞ。
今回のメインは天使の代わりに生徒会長になった直井文人。
当面の間は「敵」として描かれると思っていた直井が
音無の説得であっさり改心したのは意外。
このまま戦線入りしてしまうのだろうか？催眠術設定は
便利すぎるので早い段階で退場してしまいそうな気もする。

しかし、どんどん話が加速していくのはいいんだけど
その分、単体のエピソードとしてみると色々展開が早すぎて
ダイジェスト的になってるのはやはり勿体ないなあ・・。
「俺たちの生きてきた人生は本物だ！」という台詞を
生前の記憶がない音無が言ってるのも違和感あったし、
そもそも目の前で仲間達が酷い目に合わされてるのに
直井に感情移入してしまうのもちょっと共感しにくかった。

ちなみに、厳しい父親に認めてもらいたかったという
直井の回想は中の人のせいもあってエヴァを連想させられた。
そういや今回は絵コンテの平松禎史さんの他
ガイナックスが原画で参加してるんですね。
画的にはBパート、真っ赤に染まった夜のグラウンドで
ライトに照らされながら対峙するシーンが決まっていた。
血と雨に濡れたゆりっぺの扇情的なカットも良かったなあ。
原画に河野恵美さんがいたけど、音無がグラウンドに
駆けつけた時のフラフラした歩きとかがそうなのかな。

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