GOSICK-ゴシック- 1話「黒い死神は金色の妖精を見つける」 感想


桜庭一樹による原作ライトノベルは既読。といっても
読んだのは随分と昔なので細かいところは忘れてますが。
簡単に言ってしまえば安楽椅子探偵ものという奴ですね。
第一次世界大戦後のヨーロッパを舞台に日本からの留学生、
久城一弥と、人形のような美しい容姿と天才的頭脳を持つ少女、
ヴィクトリカが様々な事件を解決していく物語です。
個人的に今回のアニメ化にあたって一番気になっていたのは
ヴィクトリカの声。というのも原作の描写だと
しわがれた老婆のような声と書かれているので
一体どんな声になるんだろうと思っていたが悠木さんですか。
なるほど、確かに若干大人びた声は雰囲気出てたなあ。
あれは本当にしゃがれた声でやると、それはそれで
違和感バリバリだったと思うのでこれで正解なんでしょう。
ちなみにドラマCD版だと斎藤千和さんが演ってるみたいですね
こちらもちょっと聴いてみたい気がします。
映像の方はさすがボンズ、ヨーロッパの美しい背景美術や
図書館の屋上で人形のように佇むヴィクトリカの神秘的な雰囲気、
そして意外と子供っぽくて可愛らしいヴィクトリカの一面など
高いレベルで纏まっており今後にも期待が持てそう。
ただ、話の内容的には若干進むのが早かったような印象もしたかな。
聞いた話だとアニメと合わせて原作小説の方も完結させる方式と
いうことなのでこういう構成になっているのだろうけど、
一弥とヴィクトリカの出会いはもう少しじっくりやって欲しかったかも。
後はOPが非常に良かったですね。今期の中では一番好きだなあ。
ミュシャ風に描かれたヴィクトリカが可愛すぎます。