フラクタル 第2話 「ネッサ」 感想

フリュネが忘れていったブローチから現れた女の子
ネッサに、クレインが振りまわされる話。
ネッサ可愛いのう。無邪気で天真爛漫、そして花澤ボイスとくれば
そりゃ可愛くない訳がないのですが、緻密に描かれた動きや
表情描写のおかげで更に魅力的なキャラになっていたかと。
コンテは「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の神戸監督だったのか、
1話では世界観や設定の方にばかり目が行ってしまって
アニメーションの魅力としてはそれほど感じなかったのだけど
今回は常に動き回るネッサやクレインの走りなど見所が多かった気がする。
どうもネッサには触れたドッペルやシステムを
暴走させてしまう特殊能力を持っているみたいですが
クレインやこの世界そのものも、ネッサという存在に触発されて
一気に動き出していく感覚が伝わってきて面白かったな。
お話の方は、やはり人との触れ合いや生の体験が大事だよー
という方向に今の所は向かいそうな感じですが
しかし、最初からここまでストレートに突きつけられると
途中で価値観の逆転があるんじゃないの?と
疑いたくなるのは私が捻くれているからでしょうか
クレインがフリュネではなく、ドッペルであるネッサを通じて
人との触れ合いや人間らしさに気付くというのも気になる所です。