アイドルマスターXENOGLOSSIA 第26話 「月とペンギン」


あああ・・、終わっちゃったよ。
最終回だけあって作画は気合が入ってて非常に素晴らしかったです。
アクションシーンも迫力があってよかったと思います。
うん・・問題は脚本だと思うんだ。
春香とインベルの関係は一応まとまってたような気もしましたが、
それ以外については色々と投げっぱなしでしたね・・。
まるで急に打ち切りになった漫画を読んでるようだったよ。
あれだけたくさんの死者がでてるのに、
真や雪穂が何のお咎めもなく戻ってきてるのにも唖然としましたが、
ちょっと気になったのはアイドルの扱いの酷さ。
この作品の最初からちょくちょく出てきた「アイドルには意思がある」
という言葉にあるように人とアイドルの繋がりはこの作品の大きなテーマだったと思うんです。
春香やモンデンキントの人達が朔達と決定的に違うのは、
アイドルを人間と同じ意思のある生き物だとして扱っている事ですよね。
だからこそ春香がインベルに恋をするのも、
理解はできなくてもそういうものなのかと割り切って見てたんです。
それなのに結局最後はアイドルを犠牲にしてメデタシメデタシというのは
ちょっと乱暴すぎやしないか。
だって、あずささんが命を賭けてまで守ろうとしたのは、
人とアイドルが一緒に暮らせる未来なんでしょう?
モンデンキントジャパンのスタッフ達が犯罪行為を犯してまで現場に戻ってきたのは、
アイドルを全て破壊して地球を救う朔のやり方に納得いかなかったからじゃないの?
アイドルは体を張って人間を助けようとしているのに、
人間側はアイドルが居なくなる事をあっさり受け入れているのは何故なんだぜ。
仕方ないにしても、せめて双方が助かる道を模索する努力を見せて欲しかった気がします。
・・とまあここまで不満を書きましたが、
決してこの作品が嫌いで書いてるわけではないのでどうかお許しを。
好きだからこそ色々言いたい事もでてくるわけです。
最後の展開にはついていけなかったけど、全体的には楽しんで見れた作品でした。
【総評】
★★★★★★☆☆☆☆(6)
個人的には前半の軽いノリが好きでした。
後半は色々詰め込みすぎて全体的に消化不足になってしまいましたね。
もうちょっとシンプルでも良かったと思います。
作画が最初から最後まで全く崩れなかったのは評価したい。
好きなキャラクター
水無瀬伊織
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