シゴフミ 第03話 「トモダチ」


面白いとか面白くないとはまた別の次元で、
生理的な気持ちの悪さの残るお話でした。
自分の保身しか考えられない大人達や、
クラスメイトが死んでも悲しめない生徒とか色々ポイントはあるんだけど、
私が一番理解できなくて怖いなあと思ったのは、
自殺の理由より、死んだ後のシゴフミの内容。
私も実際に死ぬ事は怖くてできないけど、
「死んだらどうなるんだろう」くらいは考えた事がないわけではない。
日本では去年約32,000人が自殺したらしいけど、
その中には特別な理由もなく死んだ人も、実際少しはいるんだろう。
でもそういう人達って「死んだらどうなるか」を深く考える前に飛べちゃっただけで、
もしも死んだ後に意識があるとしたら、やっぱり後悔するんじゃないかと思う。
だから謝罪も後悔の念も無く、まるで休み時間のたあいもない会話のように
淡々と語られる千川のシゴフミにはなんとも言えない気持ち悪さと怖さがあった。
人間ってそこまで達観できるんだろうか。私には到底無理だなあ。
フミカ
1話で出てきた刑事が再登場と思ったら、
なんとその息子は要で、しかもフミカの事を知っているとか。
フミカの言ってた「自殺、近親相姦、親殺し」というのは自分の事?
単純な1話完結のオムニバス形式かと思ってたけど、
こっちの展開も気になるなあ。