「デアイ」 シゴフミ 第10話


死ぬ事の意味がわからない少女と、
生きる事の意味を見出せない男の悲しいお話。
相変わらず死ぬ原因が唐突過ぎるのがちょっとアレですが、
いつもみたいに悲しいだけの話で終わらなかったのは良かったです。
友人には誤解され、警察からは疑われ
親にさえ認められないまま、日比谷は死んでしまった。
それでも彼は死ぬ間際に「悪くなかった」と思う事ができた。
それはやっぱり自分の生きた証を残す事ができたからでしょう。
昔友達に死ぬまでに何がしたい?って聞かれて、
私は美味しいものが食べたいとか、
溜まった本を全部読みたいとかしか浮かばなかったのですが、
本当に死に直面した人は何かを残そうとするのかもしれませんね。
ラストシーンについては色々な解釈ができそうですが、
少女が最後にゲームの電源を切ったのは、
死はゲームの中の出来事ではないと理解したからだと思いたい所です。
こういう話ならもっと見たかったんだけど、
後2話はフミカの話で締めて終わりでしょうか。