キャシャーン sins 4話 「滅びの天使」 感想


僕は、戦わずに済むなら・・この体さえ要らない・・
戦う事を憎むキャシャーンと、
戦いの中でしか生きてる事を実感できない少女の話。
まあなんだ・・、一言で言うととてもエロい回だったなあと。
いやエロって言っても直接的な描写がある訳じゃないんだけど
全体的に妖艶で官能的な雰囲気の漂うお話でした。
戦う事でしか己を表現できない戦闘狂というキャラは
バトル漫画とかでは割と良く見かける設定なんだけど
それが少女になるとこんなに妖しい展開になってしまうとは・・!
最初は生きるのに必要なお金を得る為にやってたけど
次第にそれが快感になってしまって・・・とか、
赤い液体に満たされた円形の池に突き刺さるサーベルとか
この辺は確信犯的なメタファーが色々見られましたね。
ソフィータの戦い方は、舞のような美しさと同時に
彼女の悲しい心が透けて見えるのが印象的でした。
相手が強ければ強いほど楽しいと言ってたけど
それは結局、自分の価値が相対的に上がるからであって
相手の強さ以外の部分に興味は無かったのでしょう。
でもキャシャーンに会って愛を知ってしまった彼女は
戦うだけでは満足できず初めて相手の事を理解したいと思った。
だから彼女はサーベルを捨てた手でキャシャーンに触れ、
その名前を聞いたという事なのかな。
滅び行く世の中で 生き続けていく命を一つ知った・・
3話では人間、そして今回はロボットと、
自分に関わった者が救われていくのを見てキャシャーンはどう思ったのでしょうか。
まだ、キャシャーン自身が生きていく意味は見えてきませんが
ソフィータが贈った「生きてまた会える事を楽しみにして・・」という言葉は
そのきっかけを予感させる物になっていましたね。
次回 5話「月という名の太陽を殺した男」
どうやら来週はリューズやリンゴが再登場して
本筋の方が進むみたいですね。楽しみです。
エロす
導入部はなにやら禅問答かという台詞まわしに気が取られていたのが、途中から言いようの無い感覚に襲われていたのは、そういう事だったんですね。ソフィータ役の声優さんがこれまたそれ風の雰囲気に拍車をかけてくれていました。
艶かしく、美しい
ならば、その中に己の生を見出だせばさえ出来れば、自分は滅びの中にあっても生きていけるのではないかと思った。
初めの内は難しかった。やはり苦痛だった。そう簡単に割り切ることは出来なかった。
しかし、それはつかの間のことだった。人とはよく出来たもので、思おうとすればするうち、慣れていくものだ。
いつしか少女は目論み通りに戦いの中に生きる躍動を感じることが出来るようになっていた。
詳しく言えば、その中でしか生きていることを感じられずになっていた。
そして少女はさまよう新造人間と出会った。
続き
自らを窮地に置けばおくほど、本能的に討たれまいとする力がみなぎり、一種の緊張と共に己の心を満たしていた。
そうした、自らを故意に危険に晒すなど通常は避けられるべき行為であるにも関わらず、そういった行動に走らせてしまうのはそもそも、この世界が正常ではなくってしまっていることの証明でもあった。
しかし、涙が、堪えても押さえ切れない涙の粒が、一筋、二筋と次々と頬を伝う。堪えるつもりがないから尚更である。
壊してやろうと、滅ぼしてあげようと悪意からではなく、心から新造人間に刃を突き立て、心の臓を貫いたがそこにあるのは、そこに至るまでのこの戦いには、躍動など微塵もなかった。
この戦いに至る前、先刻、少女が刃を向けた相手はこの新造人間のことを知った風だった。その相手との戦いに仲裁に入ったこの男は左腕に大きな怪我を負ったが、それはしばらくするとみるみる内に塞がれていき、少しばかりの時間で完璧に直ってしまっていたのである。
死ねない身体を持つこの男に同情した少女は親切心からこの新造人間を破壊することを決意し、実行したのである。
ソフィータの声
>ソフィータ役の声優さんがこれまたそれ風の雰囲気に拍車をかけてくれていました。
秋谷智子さんという方で
私は初めて聞く人だったんですが雰囲気出てましたね。
ソフィータの持つ色っぽさと幼さ故の危うさと、
両方ともよく表現されていたと思います。
No title
ソフィータの心情は壮絶だったんでしょうね。
ラストシーンの美しさには見入ってしまいました。
>左腕に大きな怪我を負ったが、それはしばらくするとみるみる内に塞がれていき、少しばかりの時間で完璧に直ってしまっていたのである。
やはりキャシャーンには再生能力があることがはっきりしましたね。
しかし心臓貫かれても大丈夫な程、凄いとは思いませんでしたが。
今のところ戦闘ではキャシャーンの相手をできる者が居ないので
ライバルキャラの登場が待ち遠しいです。
すみません。まだ続きが・・・
ブログのコメント欄に小説を書くのはやはり、主宰であらせられるたかはら氏にとって至極、迷惑でありましょうし。
ちなみにキャシャーンの心情に少し触れて、ソフィータのある種の決心を表現するつもりでした。
たかはらさんとは少しばかり異見でしたのでその説明を小説に追っていこうとしていました。
No title
おお・・失礼しました。
>たかはらさんとは少しばかり異見でしたので
>その説明を小説に追っていこうとしていました。
流石に記事と関係ない小説だと反応に困ってしまいますが
何か意図があるなら問題ないですよ。
基本的には自由なコメント欄なので。
私がなんですが…