サボテンロボット

★★★★★★★★☆☆（8）


「ゾクゾクするわ、セバスチャン
あなたの子供なら産める気がする！」
さらっととんでもない事言いやがったぜこの変態。

今週は赤い死神のグレルとの決着編。
戦闘シーンはめちゃくちゃ動くって訳じゃないんだけど
止め絵の構図やポーズが格好良く決まってるので
画面が引き締まって見えるなあ。
福山潤さんの変態演技も新鮮で良かった。
ただ、バトルの途中でちょこちょこ入るギャグっぽい描写には
ちょっとモヤッとした物も感じてしまったかな。
グレルのせいで人がいっぱい死んでるだけに
そこは素直にシリアスで燃える戦いを見せて欲しかった気もする。

「イエス、マイロード　あなたが望むならどこまでも」

Bパートは、薔薇の花びらが舞う中での
マダムレッドとの別れのシーンも奇麗だったけど
その後のシエルとセバスチャンのやり取りがとても良かった。
あらゆる業を受け止め、なお復讐への歩みを止めないシエルと
信念や忠誠ではなく、己の美学の為に行動するセバスチャン。
美麗な作画演出で彩られた耽美な雰囲気と共に
二人の信頼と覚悟が静かに伝わってくるいいシーンだった。

　
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