キャシャーン sins 7話 「高い塔の女」 感想


「僕の心に響いたのは、この世界で
新しい何かを作ろうとする君の心かもしれない」
キャシャーンの秘密や過去は明かされませんでしたが
滅びを否定しない視点が出てきたのは新しい動きでしょうか。
今週は滅びゆく世界の中にもまだ美しい物がある事を気付かせる為
一人高い塔の上に鐘を作ろうとする女ロボットの話。
結局、滅び(人間で言う死)も受け取る者によって
その意味は変わってくるという事なのかな。
死を絶望としか考えられない工作ロボット達は、
ギャンブルの快楽で恐怖をごまかし、残された時間を浪費するだけ。
彼らは滅びを知る事で生の意味すら見失ってしまいました。
しかし逆にリズベルにとっては、
滅びはやるべき事を見つけるきっかけになりました。
もし世界に滅びが訪れなかったら、彼女は
世界の美しさに気づいていなかったのかもしれません。
キャシャーンの心に世界の美しさを伝えて、
目的を果たした彼女は滅びの恐怖から解放されたのでしょう。
ラストの鐘の音を唄う穏やかな表情はとても印象的でした。
今回は絵コンテ、演出を監督自らが担当。退廃的な塔のビジュアルや、
キャシャーンの体にリズベルが触れる官能的な雰囲気が特徴的。
リズベルが落下して塔が崩れていくシーンも綺麗で思わず見入ってしまいました。
猟奇的な彼女
耽美的でちょっとエロい演出(リズベルのキャシャーンに対するボディタッチ)の不思議な話。「キャシャーン」で無くとも成立しそうと感じます。
リズベルを人間と思って見ていました。普通あんな搭から落ちたら死にますね。それにキャシャーンに触れた時に髪が赤く染まったのは、単なる夕焼けの照り返しじゃなく、何かが反応したという表現だったのかもと思えばなおさら。
相変わらずフレンダーは忠犬(?)にも相棒にもなりきってない立ち位置ですね。潰されそうなキャシャーンを助けにも来ないし。それともはなからキャシャーンの意を汲み取って…という思慮深いヤツなのかもしれませんが。
悠さん、こんばんは。
>今回初めて次回予告を見ましたが女シリーズ続くんですかね?
なんだか次回もそんな感じっぽいですね。
モテ過ぎだろキャシャーン・・。
女シリーズのような単発エピソードもそれなりに面白いんですが
早く本筋を進めて欲しいという気持ちも強いので困りものです。
>リズベルを人間と思って見ていました。普通あんな搭から落ちたら死にますね。
ああ、私も最初は人間かと思ってましたよ。
滅びを恐れているという所からロボットかな?と思ったくらいで。
今の所、ロボットが外見も中身も人間に似過ぎてて
あまり違いを感じられないのはちょっと気になる所ですね。
その辺は作品のテーマにも関わってくる大事な所な気もしますが・・。
>相変わらずフレンダーは忠犬(?)にも相棒にもなりきってない立ち位置ですね。
確かに、今週はほとんどいる意味なかったかな(笑)
喋れないだけに感情を読み取るのも難しいですからね。
制作側もまだちょっと扱いに戸惑ってるのかもしれません。