ef - a tale of melodies. 第9話 「return」 感想


火村の描いた絵の中に死んだ妹の姿を見出した
ワカメ先生が館に火を放って焼身自殺する話。
これで一応は優子を縛っていた諸悪の根源がいなくなったという事に
なるのだろうけど、ワカメ先生が一人で満足して逝っちゃったので
恨みや怒りをぶつける前に勝ち逃げされたという気がしないでもない。
ただ、二人を縛っていた腕時計やナイフが静かに燃えていく様子や
震災と同じような炎の中でも離れず繋がっている二人の手は
過去の色んなしがらみからの解放を象徴してるようで美しくもありました。
現代パートは、迫りくる死の前に久瀬の仮面が全てはがれてしまう。
まあ本当にその気があったのならとっくに
自分自身を清算して終わりにしてるという事か。
そして景と千尋から屋上の合い鍵をもらったミズキが
死と孤独に震える久瀬に果たし状をたたきつける事に。
さすがに今の久瀬にミズキの救いの手を払いのける力は残ってないだろうな。
EDはミズキバージョン。「繋いだその手を離さない」の場面で
久瀬の代わりに現れたのは子供の頃のミズキとその父親でしょうか。
無敵に見えたミズキにもまだ何か問題が隠されているという事なのかな。

提供絵は「スクールランブル」や「夏のあらし」の小林尽先生。
そういや来年放送予定の「夏のあらし」のアニメは
シャフト×新房監督で制作って噂は本当なのだろうか。
個人的には来年のシャフトは「化物語」の方に期待してるのだが
過密スケジュールがちょっと心配ですね・・。