喰霊 -零- 第12話 「祈 焦 -いのりのこがれ-」 感想


愛するものを、愛を信じて殺せるか。
二人の行き着く結末が「別れ」である事がわかっていても
今まで積み重ねてきた絆の重さと、
悲劇の中でわずかに見えた救いの輝きに
思わず心揺さぶられてしまった喰霊-零-最終話。
木の枝と石による泥臭い闘いの末に覚悟を決め
迷いを断ち切った二人の決闘は切なくも美しくて目を奪われる。
黄泉が殺生石に込めた本当の願いや、最後のナブーの語り等で
悲劇を強調し過ぎない展開も個人的には嬉しかった。
エピローグは事件から2年後、
「もう大事な人を作れなくなる」という岩端さんの言葉や
元クラスメイト達の心配をよそに、新しいパートナーと共に
退魔師の仕事を続けている姿は、神楽の成長を感じさせて悪くない。
原作主人公としてまさかの大復活を遂げた白石稔は
ラジオ等で番組の盛り上げに貢献してた事が報われたんだろうか。
桜庭自体も頑張った割に報われない奴だったので
これは2重の意味で嬉しいサプライズだったなあ。
【総評】
★★★★★★★★★☆(9:素晴らしい!)
面白かったー。
結末を最初に提示する構成が、単なるサプライズだけに終わらず
それを逆手に取った予想外の展開に膨らんでいったのが素晴らしかった。
映像面、音楽面に関しても文句なしで
特に穴がみつからない完成度の高い作品だったと思います。
あおきえい監督の作品は初めて観ましたが
「空の境界」もちょっと観てみたくなったなあ。
ともあれスタッフの皆様、お疲れ様でした。
No title
このたび、「2008年声優アウォーズ&アニソン大賞」という企画を実施しており、是非ともご参加していただきたく、ご挨拶に参りました。
年末年始、もしお暇でしたらご参加いただければ嬉しいです。
ハピゆきさん、こんにちは。
是非参加させて頂きたいと思います。
年末ギリギリ位になると思いますが、
記事が書けたらTBさせていただきますので宜しくお願いします。
No title
たくさんの驚きと感動を与えてくれた傑作だったと思います。
あおきえいさんの関わる作品にはこれからも注目したいですね。
あと、黄泉は俺の嫁。
>喰霊零、終わっちゃいましたね。
>たくさんの驚きと感動を与えてくれた傑作だったと思います。
いやーあっという間でしたね。
正直始まる前はこんなに凄い作品になるとは思ってなかったのですが
見事最後までテンションを保ったまま走り切ってくれました。
>あおきえいさんの関わる作品にはこれからも注目したいですね。
注目ですねー。早速正月中にでも「空の境界」を借りて見ようと思ってます。
後、みなみけ2期で株を下げてたアスリードが底力を見せてくれたのも嬉しかったり。
1月から始まるおかえりにも、地味に期待しています。
>あと、黄泉は俺の嫁。
嫁増えとるー(笑)
そういやもう一人の嫁は最近出番が無いですからね。